2021.02.21
青カビ独特の風味がクセになるゴルゴンゾーラ(ブルーチーズ)やとろけるような濃厚な食感が特徴のカマンベールチーズ(白カビチーズ)など、チーズにはカビを利用して熟成しているものもありますよね。
しかし、一般的にカビは有害で食べてはいけないものですが、なぜチーズのカビは食べられるのでしょうか?
今回は、知っていると誰かに話したくなるチーズのカビの仕組みについてご紹介します。
いきなり衝撃的なことをお伝えしますが、ブルーチーズの青カビとパンなど他の食品に生える青カビは同じ物質です。
何に生えようと「青カビは青カビ」です。
ペニシリニウム・ロックフォルティというカビです。
もちろんブルーチーズの青カビは食べても問題ありませんのでご安心ください。
これがブルーチーズに生えた青カビを食べても大丈夫な理由です。
ブルーチーズに生えたカビは安全なカビであるという説明は厳密には正しくありません。
青カビが生成する有害物質はチーズのたんぱく質や熟成環境などの影響によりほとんど生成されず、
生成しても非常に不安定なためすぐに分解されてしまうようです。
ブルーチーズのカビは食べても問題ないばかりか、ラクトトリペプチドという物質がいろいろと体に良い効果をもたらすそうです。
詳しく話すと化学的なお話になってしまうので、詳細を知りたい方は腸内細菌学会のページをご参照ください。
ラクトトリペプチド(lactotripeptides)について
いかがでしたか?
食べられるとはいえ、やっぱりカビの生えたチーズが食べたくないという方もいらっしゃるかもしれません。
でもチーズに生えたカビが熟成を促し、チーズ特有の風味に貢献しているのも確かです。
ブルーチーズの種類などについて知りたい方はこちら。
ブルーチーズとは?どんな種類があるの?カビが生えても食べられるの?
もちろん、他の食品に生えたカビや冷蔵庫で保管中にカビの生えたチーズを食べてはいけませんよ。
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